この記事では異国の通貨強弱システムというインジケーターを使って、直近(2024年7月~8月)のJPY(円)を分析してみました。
ドル円は2024年7月から8月にかけて
1ドル161円から142円程度まで下がる
という歴史的な動きになっています
異国の通貨強弱システムについて
異国の通貨強弱システムというのは異国の戦士という方が販売しているインジケーターです。以前ポイント解説とトレード事例を紹介しました。
- このツールは各通貨ペアの強弱を見てトレードする通貨ペアを決定
- 別チャートで設定したエントリーシグナルに沿ってトレード
という2段階で勝つことを目指すというツールです。今回は上記の1番だけを見て「円」の通貨強弱を見てみたいと思います。
JPYの通貨強弱
異国の通貨強弱システムの詳細は割愛しますが、直近の通貨強弱は以下のようになっていました。
JPY(円)に注目する
上のチャート画像でJPYは青い折れ線グラフで描画されています。他の主要な通貨ペアと比較して異常な動きになっていることは明らかです。
折れ線グラフの動きを見ると7月30日、31日にあった日銀政策決定会合(日銀会合)の前からJPYは強かったのですが日銀会合によってさらに強くなりました。ドル円が一時的に大きく円高に振れたのは覚えてらっしゃる方も多いと思います。
ちなみにメルマガやサイト記事では円関連の通貨ペアでのトレード・EA稼働はやらない方が良いと紹介しました。正直言うと異国の通貨強弱システムを見ていなかったのですが、通貨強弱システム的にも円を使ったトレードはお勧めしにくい状態でした。
JPY(円)が少し落ち着いてきた?
直近の通貨強弱を見ると少し落ち着いているようにも見えます。
ただ、直近で言うと8月15日の21:30からあった小売売上高という経済指標によって大きく円安に振れています(サプライズ的に結果が良かったようでUSD(米ドル)が強くなっています)。まだまだ不安定な動きな印象ですので、円関連の通貨ペアでトレードするのは念のためもう少し待った方が良いかもしれません。ハイドアウトのユーロ円もまだ稼働はお勧めできないですね。。
負ける前提くらいの気持ちで
実験的にやってみるのは
もちろんアリだと思いますが
ここから先では参考情報として、2つの通貨ペア(ドル円、ユーロドル)について異国の通貨強弱システムのシグナル出現事例を見てみましょう。
通貨ペアごとのシグナル事例
ドル円
以下のチャート画像を見てください。
画面右上に表示される数値は異国の通貨強弱システムのツールが算出した利益幅、勝率などの数値ですがスプレッドを考慮していません。チャート画像内だけで言えば負け越していますが、そこは気にする必要が無いというかどういうツールや手法でも負け越しはあります。
ユーロドル
直近は良いトレードが多いです。ただ後で言うように、異国の通貨強弱システムはリペイントしますのでその前提で見る方が良いと思います。
異国の通貨強弱システムのリペイント事例
異国の通貨強弱システムはリペイントなしという売り文句があるのですが、当サイトで確認する限るはリペイントをしますのでその事例を紹介します。
例えば以下のチャート画像にある2番と3番のシグナル・数値が変わっています。
MetaTrader4再起動前
MetaTrader4再起動後
リペイント自体はツールの仕様によっては悪いことではなく仕方がないケースもあります。ですがリペイント一切無しのサインインジケーターとは言えないと思いますし、チャート右上の数値は参考程度に見るべきものになるとは思います。
異国の通貨強弱システムの評価
総じて勝てそうですが販売ページで期待できるほどは勝てません。なぜかというと、シグナルのリペイントによって本来出現したタイミングとズレるのですがズレた方で計測して画面に表示しているためです。
チャート上に出現している勝率と獲得pipsは実際のトレードとは乖離が出てきますので、そこを過大評価しないように気を付ける必要があります。
異国の通貨強弱システム 紹介ページ
https://fx-wintrade.com/product/mt4-indicator/mt4-paid-indi/ikokuno-cs-sys
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