この記事ではサイバーシグナルという最近販売されたFX商材(FXインジケーター)について紹介します。
サイバーシグナルとは
サイバーシグナルというのは斉藤学さんという方が開発したシグナルツール(トレードツール)になります。
インフォトップというサイトでは上位にランクインしているツールです。
販売当初は1位だったようです
もう少しどういうものかを調べたところ以下のような宣伝内容がありました。
人工知能AIを搭載した、最強FX売買シグナルを表示するMT4/MT5用インジケーターです。付属の通貨別強弱インジケーターで、より勝率を上げることが可能。常時ライブ配信を行っており、平日にドル円、土日はビットコインをリアルタイムで公開しています。
人工知能。。
僕は一応データサイエンティストなのですが、現時点ではFXにおける人工知能については少し疑っています。
とは言え最初から偏見を持つ事は良くないのでこの記事では基本的なルールと、直近のチャート画像を見て簡単な検証をしたいと考えています。
基本的なトレードルール
基本的なトレードルールは簡単で、シグナルに沿って売買するだけです。
トレードする時間足は日足や1時間足のようです。
損切ラインは・・?
サイバーシグナルのマニュアルを見ていたのですが損切に関する記述がほとんどなく1箇所、さりげなく触れている箇所があります。その箇所をキャプチャしました。
この黄色いラインのいずれかで損切をするようですので裁量判断が必要になりそうです。
マルチタイムフレームやMACDも見る方が良いよう
サイバーシグナルはどうやら無裁量ツールではないようでして矢印や二重丸のエントリーシグナルが出現しても
- トレンド
- 上位足トレンド確認(MTF)
- MACD
- 通貨強弱
などを見て判断する方が良いようです。サイバーシグナルのツールでこれらが視覚的に分析しやすいようになっていますが
「シグナル出現⇒無裁量でトレード」は通用しにくいツールだと思った方が良いかもしれません。
サイバーシグナルの実際のチャートを見る
販売ページのトレードはもちろん良いところをとりあげているでしょうから、実際にサイバーシグナルを組み込んだチャートを見て判断しましょう。販売ページでも推奨されているドル円とユーロドルで見てみました。
ドル円(1時間足)
以下はこの記事を書く1日前のチャートです。
損切ラインがやや深いのですが1時間足なのであり得るのかもしれません。ちなみに画像が追い付かなかったのですが、この画像のあとチャートにある「Reversal Low」という箇所で売りのサイバーシグナルが出現したので直近の買いシグナルは損切することになります。
もう少し遡ってシグナルを見ていき、無裁量トレードした場合のエントリー⇒決済までを白い矢印で表示しました。
もちろん勝っているトレードもあるのですが、ここまで勝率が悪いといったんツールの使用をストップしたくなると思います。
それだけなら良いのですが、上位足トレンド確認やMACD、通貨強弱が推奨されているのでチャート分析のドツボにハマっていきそうです。。
ユーロドル(1時間足)
やはりあまり勝てませんね。。
以下のチャート画像は直近のものでして、これは勝てているように見えますが時間を置いてMetaTrader4を見たところ
ローソク足が逆行してしまったようです。。
サイバーシグナルの検証結果まとめ
裁量判断として上位足トレンドや通貨強弱やMACDを見ていくのが良いのだと思いますが、あとは費用対効果というか
購入価格に見合うシグナル精度なのかというところがポイントだと思います。
個人的にはこのツールを購入されたみなさまがどのように活用できているか疑問なのですが、今回の件正直がたまたまシグナルが良くない時期かもしれません。
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