HyperTickChart「神7」を検証しました

HyperTickChart「神7」という、長谷川 周一さんが作成したFX商材を検証しました。

ここではトレード手法内容や検証結果を随時更新していきます。(3月25日更新)

ただし、神7は一般的なFX商材と比較して価格が驚異的に安いので、先行者利益を確保するために購入特典は付けていません。

HyperTickChart「神7」=ティックチャートを使ったボブ・ボルマンのスキャルピングをMetaTrader4とエクセルで再現。多通貨ペアのトレンド検知機能もついています。

目次

HyperTickChart「神7」 基本情報

  • システムの戦略:ボブ・ボルマンのスキャルピング
  • 対応通貨ペア:主要7 通貨ペア(ドル円、ユーロ円、ポンド円、豪ドル円、ユーロドル、ポンドドル、豪ドル米ドル)
  • 時間足:ティックチャート
  • 返金保証:なし
  • 1日のチャンス回数: 日による
  • 価格:2,980

HyperTickChart「神7」=ティックチャートを使ったスキャルピング

昔、Hyper Click Billionaire ScalpingというFX商材を検証したことがあるのですが、HyperTickChart「神7」はそのFX商材からいくつかの機能を省いたFX商材です。

とは言え、その本質である

  • ティックチャートベースのシステム
  • ボブ・ボルマンのスキャルピング手法

はそのまま引き継がれています。

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神7は何といっても価格が安い事が特徴です

ちなみにティックチャートは以下のようなものになります。

MT4の気配値表示に表示される、あの高速で動くライン状のチャートをイメージされるかもしれませんが、それとは違います。
15秒足や30秒足といった1分足より短いチャートもありますが、それでもありません。

ここでのティックチャートというのは、レート変動が指定回数起こる度にローソク足が形成されるチャートのことで、一般的な1分足、5分足のような時間的概念がないチャートのことをいいます。ひょっとするとどこかで聞かれたことがあるかもしれませんが、70ティックチャート、100ティックチャートというのがそれに該当します。

普段僕たちはチャートを見る時に「時間」をベースにしています。

スキャルピングなら1分足や5分足チャートを見る事があると思いますが、時間をベースにしないティックチャートを見る事もあります。

ティックというのは取引時間の最小単位ですが、例えば100ティック分の値動きでローソク足を作って次の100ティックでまた次のローソク足を作って…という事を繰り返してチャートが構成されていきティックチャートが出来上がります。
ティックチャートがどの程度役立つのか、については以下の内容をご確認ください。

ノイズが多い場面であろうFOMCをティックチャートで見ると、、

1分足では山と谷が2つ程度あるに過ぎず動きも早いので、レートを見ながら勘と経験だけを頼りにトレードするしかありませんでした。
又、テクニカルで判断しても、遅行するMACDのような指標は勿論のこと、オシレータを使っても天底から2~3本以上は外れてサインが出ます。

確かにこの通りで、1分足でうまく機能するオシレーター(インジケーター)はほとんどありません。

ですがティックチャートは有効に機能していました。少なくてもこのタイミングではどちらのチャートでスキャルピングをすべきかは一目瞭然です。

ティックチャートを使ったスキャルピングは書籍でも学べる

ちなみに、神7とは異なるのですがティックチャートを使ったスキャルピングは書籍でも学べます↓
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  • チャートは70ティックチャート
  • テクニカル指標は20EMA
  • 目標値は10pips(ピップス)固定
  • ニュースやファンダメンタルな情報は一切見ない

この書籍は、かなり難解なので正直誰にでもお勧めは出来ませんがスキャルピングを極めたい人は一度見ておくべき書籍です。

ただ、ここで検証しているHyperTickChart「神7」の方がはるかに簡単にトレード環境を整えてトレード手法を手に入れる事ができます。

MetaTrader4からデータをエクセルに

ところで、、

そのティックチャートは、どうやって使えるの?
エクセルで使えます。次のような画面になります。
HyperTickChart「神7」のエクセルシステム

HyperTickChart「神7」のエクセルシステム

どこを見れば良いか分かりにくいかもしれません。
HyperTickChart「神7」は、MetaTrader4に専用のEAを設定して、そこからデータを抽出して、その抽出データをエクセルプログラムで読み込むシステムです。
左上のチャート2つがメインのティックチャートですね。左下の6つのチャートは神7が扱う7通貨ペアの内、メイン以外の通貨ペアです。
解説書にはそれぞれ一つずつ説明があるのですが、見るべき情報が多くて初心者の方は混乱すると思います。説明書でもメリハリを付けて「最低、ここだけ見てください」などの説明はありません(すべて大事という評価です)。
もちろんこれらの情報を適切に取得して分析できれば精度の高いトレードが可能になりますが初心者の方には情報量が多すぎて難しいと思います。

トレード手法=同時線ブレイク

HyperTickChart「神7」は同時足(同時線)に着目したプライスアクション分析がベースです。

HyperTickChart「神7」:同時選

HyperTickChart「神7」:同時線(画像は神7の説明書PDFから引用)

ボルマンスキャルピングでは2本以上同時選が並んだ後にこれらの高値安値を次の足でブレイクするケースを同時線ブレイクと呼び優位性があるエントリータイミングとしています。

HyperTickChart「神7」でも、エクセルプログラムのティックチャートでこの同時線を探すことが大事になってきます。

HyperTickChart「神7」のメリット

  1. ボルマン・スキャルピングを手軽に
  2. 「ティックチャート」+「多通貨MFトレンド検知機能」
  3. 価格が安い

一つずつ見ていきましょう。

ボルマン・スキャルピングを手軽に

ボルマンスキャルピングはティックチャート(70ティック)を使うのが特徴的なのですが、普通のMetaTrader4ではそのようなものが用意されていません。

OANDAジャパンはできるようです(特殊インジケーターを使う事で実現可能)。
HyperTickChart「神7」は、エクセルを使うのですがそれとMetaTrader4があればボルマンスキャルピングに必要なティックチャートを手軽に用意することができます。
しかも次に紹介するような多通貨MFトレンド検知機能もあります。

「ティックチャート」+「多通貨MFトレンド検知機能」

多通貨MFトレンド検知機能のMFはマルチフレームの略なのですが、いわゆるマルチタイムフレーム分析を行っています。

HyperTickChart「神7」:マルチフレーム分析

HyperTickChart「神7」:マルチフレーム分析

ボリンジャーバンドのブレイク方向で判断して、Frame1~Frame5が1分足から60分足それぞれのトレンドを指しています。

ですので、相関関係にある通貨ペアを含めてトレンドを確認しながら同時線ブレイクを狙って行くと勝ちやすくなる可能性がありますね。

価格が安い

神7の価格は一般的なFX商材よりも10分の1程度の価格になっているので購入しやすいですね。

HyperTickChart「神7」のデメリット

もちろん、このFX商材にもデメリットは存在します。

  1. 情報量が多すぎて整理できていない
  2. 短時間での高度な判断が必要なため継続が難しい
  3. エクセルが固まるケースもある

順番に見ていきましょう。

情報量が多すぎて整理できていない

先ほどのエクセルプログラムをもう一度見てほしいのですが、、

HyperTickChart「神7」のエクセルシステム

すぐにどこを見るべきか判断できそうでしょうか?

理想的にはティックチャートを見て同時線ブレイクを待ちながら、事前にトレンドを把握しながらティックチャートでもトレンドラインを想像して確認しないといけません。

ちなみに神7では、ボリバンの形状の確認(エクスパンションやスクイーズなど)、ボラティリティの強さ、髭の比率を見たりします。

そしてトレード手順解説書では、96ページに渡って文字と画像で全ての機能を説明して、トレード手法の解説が行われています。

これらをスキャルピングという瞬時に判断が必要なトレードで使用する必要があります。

覚えて熟知して、使いこなすという時間的なコストや慣れていないトレード手法を実践していくためには多くの集中力と精神力を必要とします。
ちなみに作成者のトレード画面は以下のようです。
HyperTickChart「神7」:トレード画面(画像は神7の説明書PDFから引用)

HyperTickChart「神7」:トレード画面(画像は神7の説明書PDFから引用)

人のトレード環境やスタイルをとやかく言う筋合いはありませんが、個人的にはもう少しシンプルな方が良い意思決定ができそうです。もちろんこの画面の情報は全てある方が良いのですが。。

短時間での高度な判断が必要なためトレードの継続が難しい

HyperTickChart「神7」は多機能ツールなのですが、実際は手動でのトレードを行います。

そしてそのトレード実施時には色んな情報を加味して判断しないといけません。

高速トレードでこのような多くの情報を分析しながら高度な判断が必要なので、正直体力と精神力を使います。

当然のように疲れますので、ずっと同じ高度な判断をするのは困難です。そのような状態が続くと人間の脳の特性である「楽をしたい」という性質にしたがって感情的なトレードになりがちです。

解説書には

  1. 感覚
  2. 慣れる

などの言葉がいくつか並んでいて、

僕たちがツールに求めるような「判断・意思決定のしやすさ」「整理された情報をもらう」は無いように感じています。

もちろん感覚をつかんだり慣れたりすると有用なトレード手法やツールとしては使えると思います。

エクセルが固まるケースもある

これはパソコンによって、異なるケースもあります。
僕が実践した時には、よくエクセルプログラムが固まりました。こんな感じで↓
エクセルの負荷を減らす設定はあるのですが、それでも固まるケースがあったので少し使いにくい場面がありました。

HyperTickChart「神7」のまとめ

  1. ボルマン・スキャルピングを手軽に
  2. 「ティックチャート」+「多通貨MFトレンド検知機能」
  3. 価格が安い
  4. 情報量が多すぎて整理できていない
  5. 短時間での高度な判断が必要なため継続が難しい
  6. エクセルが固まるケースもある

となります。

このFX商材は中級者~上級者トレーダー向けだと評価します。

少なくてもこれからFXを始める方にすると96ページに渡る機能説明や手法説明の文字を読んで、情報の取捨選択(自分の中でどこが大事でどこが気軽に読んで良い箇所なのか)が分からなくなる可能性があると思います。

ツールや手法を買う本来の目的は、トレードプロセスの簡略化と精度の高さを両立させるものですが、神7にはプロセスの簡略化の観点がやや欠けていると感じました。それは有用な情報が多いため、結局どういう風に判断すべきかが分かりにくくなっているからです。
また、解説書から一部だけ引用するのですが
  • 超短期トレードというのは野球やサッカーと同じで最終的には経験や練習量がものをいいます。
  • この利食いのタイミングばかりは、理屈ではなく感覚的なものになりますので、何度も練習を繰り返し、相場状況ごとに慣れていただくしかないと思います。
現在のFX商材業界に物申す姿勢でしたら、この辺りもシステマティックにしてほしかったなと思いました。
もちろん、スキャルピングは練習が必要だし慣れは必要なんですがね。。
一方で
  • ボルマン・スキャルピングを手軽に
  • 「ティックチャート」+「多通貨MFトレンド検知機能」

については、この価格で実現できるのは確かにお手頃ではあるので、ボルマンスキャルピングを実践したければ購入して損はしないと思います。

評価:「評価する」と「高評価」の間FX商材業界にモノ申すFX商材

ボルマン・スキャルピングを手軽に行いながら「ティックチャート」+「多通貨MFトレンド検知機能」を搭載したツール

ということで、当サイトとしては、一定の評価はしているのですが、トレードの意思決定に多くの集中力を必要として、コンスタントに同じパフォーマンスを発揮できるかが気になります。ただ、ツールとしては個性的かつ実用的ではあるのでボルマンスキャルピングを学びたい人には役立つと思います。

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銀行振込・コンビニ決済の他に、クレジットカードでも購入可能です。

HyperTickChart「神7」 販売ページ

※アクセス過多のため、販売サイトへの移動は10-20秒程度お待ちいただく場合があります。
商材名 HyperTickChart「神7」
販売会社 Root Cause Marketing OFFICE
内容 エクセルプログラム、EA、インジケーター、PDF ※エクセル本体は購入する必要があります。
公式サイト
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この記事を書いた人

黒田悠介のアバター 黒田悠介 トレーダー、データサイエンティスト、プログラマー

FXの検証やツールを作成する中で、GogoJungle社からも推薦され投資ナビを連載していました。また、FX情報商材を販売しないかというお誘いも色々な人から何度もいただきました。しかし、表舞台に立つことは苦手なのでお断りをしてきました。代わりに当サイトのオリジナル特典として購入者にFXツール、EAなどを無料でもお配りしていて、これまでに累計2400人以上の方にお配りしています。

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