当サイトではAI(人工知能)に対抗するためのトレード手法としてAhead-AIを紹介しています。
人工知能を使ったトレード手法の1つとして市場のニュースを解析(テキストマイニング)したトレード方法があるのですが、この記事ではAhead-AIがそのニュース解析(ニュースが及ぼすインパクト)をどの程度捉えているか見ていきます。
イベント情報、マーケット情報を分析してトレードする手法
人工知能が発展するにしたがって、FXの世界でもトレードの幅が広がりました。その1つがテキストマイニングを使ったトレード方法です。
テキストマイニング(英: text mining)は、文字列を対象としたデータマイニングのことである。通常の文章からなるデータを単語や文節で区切り、それらの出現の頻度や共出現の相関、出現傾向、時系列などを解析することで有用な情報を取り出す、テキストデータの分析方法である。
テキストマイニングを使ったトレード手法についてごく簡単に紹介すると、
- マーケットに関するニュースが報道
- そのインパクトを分析・解析する
- 分析結果をトレードに活用する(自動的にトレードする)
というトレードになります。人工知能が発達してきたので、ニュースからその市場インパクトを分析できるようになりました。個人トレーダーが無料で使えるものとしてはテキストマイニングAIというサービスがあります。
みんなのシストレ「テキストマイニングAI」
これはマーケット情報とドル円のレートの関係を機械学習して売買シグナルに変換してトレードしていくサービスです(無料だが口座開設は必要)。
詳しくは以下の当サイト記事をご確認ください。
ヘッジファンドも使っている
このテキストマイニングというのは個人トレーダーだけではなく、ヘッジファンドも使っているという論文をいくつか確認しました。人工知能やデータマイニングには専門的な知識や経験が必要なのでヘッジファンドほど資金があればやりやすいのだと思います。
このテキストマイニングを使った分析方法の概要を見てみましょう。
テキストマイニングを使ったトレード概要
日中取引時間帯に市場外から流れ込むニュースや経済統計といった市場外情報が市場価格に与えるインパクトから収益を得ること目指すトレード手法です。ニュースの情報を収集するとともにそれが価格に与えるインパクトや方向性を予測し、イベントにいち早く反応することで収益を得るのですが、近年では、定性的なニュース情報を定量化して、アルゴリズム取引に活用する動きもみられています。
- データマイニングを実際に実施する事が難しいですし
- その分析結果を自動トレードに紐づける事はとても難しい
Ahead-AIはテキストマイニング後のチャートを分析する
この記事を書いている日は、ちょうど日本銀行の黒田総裁が円安について発言を行うという、マーケットに強く影響を及ぼすニュースが報道されました。
このニュースがチャートにどのように表れて、Ahead-AIはどのようにトレードできたのかを見ていきましょう。
ポンド円
以下のチャート画像を見てください。
赤い枠で囲った辺りでニュースが報じられたのですが、そこからポンド円が大きく下がっていますね(円高)。Ahead-AIがどうしていたかというと、ニュースが報じられたタイミングで売りシグナルが出現しました。
ユーロ円
以下のチャート画像を見てください。
ユーロ円でも売りシグナルが出現しています。
何が言いたいかというと、Ahead-AIはテキストマイニングはしませんが、テキストマイニング⇒トレード⇒レートが変化した結果、の結果を分析して売りシグナルを出します。
ドル円
黒田総裁のニュースが報じられたタイミングでシグナルは出現しませんでしたが、ニュースが出る前に売りシグナルが出ていました。
Ahead-AIは市場イベント、ニュースのインパクトを捉えているのか?
Ahead-AIは、ヘッジファンドが使うようなテキストマイニング手法は使っていませんが
- ヘッジファンドが人工知能などで市場イベント、ニュースを分析
- その分析結果でヘッジファンドが自動的にトレード
- その結果レートが動くので、Ahead-AIはそこを捉えてトレード
という方法で間接的に市場イベント、ニュースのインパクトを捉えています。
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