当サイトではAI(人工知能)に対抗するためのトレード手法としてAhead-AIを紹介しています。
先日エントリーツールをバージョンアップしてその概要を紹介しましたが、今回はツールで無裁量エントリーした結果とツールのパラメーターを変更した時のシグナルの有無について解説します。
エントリーツールのバージョンアップ内容
今回のバージョンアップではこれまでのローソク足の形状による連鎖反応の検知に加えてトレンド分析を追加しました。詳細な内容はAhead-AIの会員サイトに記載していますが概要は以下になります。
- 5分足チャートでのトレンド分析
- 上位足チャートでのトレンド分析
- マルチタイムフレーム分析
これらの分析について、インジケーターの設定画面でON/OFFを可能にします。
実際にこのツールを使ってチャート上のシグナルと・シグナル出現後の動きを見ていきましょう。
ツールで無裁量エントリーした結果
ドル円
以下のチャート画像を見てください。
シグナルに対して無裁量エントリーを行いました。複数ポジションを持たない前提でのトレード結果は+20pipsになりました。複数ポジションを持っていいのでしたら約140pipsのプラスです。勝てているのでこれでも良いのですが、ツールのパラメーターにある
- マルチタイムフレーム分析
をONにした場合のチャートを以下に見てみることにします。
ユーロドル
以下のチャート画像を見てください。
このチャート画像は、マルチタイムフレーム分析のパラメーターをONにしていない場合の画像なのですが、アヘッドAI流のマルチタイムフレーム分析をONにするとエントリーシグナルは消えます。
この後はエントリーシグナルツールのパラメーターにあるマルチタイムフレーム分析について解説します。
ツールのパラメーターによるシグナルの違い
マルチタイムフレーム分析でトレンド精度を上げる
先ほど見たドル円のチャートを再掲します。
このチャートでは買いシグナルが消えて売りシグナルが出現しました。
マルチタイムフレーム分析を使うことで、ポンド円でも同じようなシグナル出現になりました。
ただ、トレンド分析の精度を上げるとエントリーは減る
さきほどのユーロドルのチャートを再掲します。
マルチタイムフレーム分析を追加する事で、上のチャートにある買いエントリーシグナルは消えます。これはマルチタイムフレーム分析の観点ではユーロドルが下降トレンドですのでシグナルが出現しません。
いずれにしてもトレンド分析の精度向上でシグナル数は減るのでトレード回数は減る事になります。
以下は前に記事にしたツールを使った無裁量エントリー結果なのですが、マルチタイムフレーム分析は使っていません。使うことによってトレードができなかったかもしれません。
バージョンアップツールの自己評価
エントリーツールのバージョンアップによって、これまでのトレードで必要だった裁量でのトレンド判断が不要になり無裁量でエントリーする事が可能です。さらにトレンド分析も含めた連鎖反応の検知を目指せるようになりました。
利益になるシグナルもいくつか消えていますがそれ以上に損失になるシグナルの多くが消えていて、シグナルが厳選されまして、トレードしやすいツールへとバージョンアップしました。このツールはAhead-AIの会員サイトにアップロードしていますのでご確認・ご使用ください。
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